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代表理事変更のお知らせ

更新日:2020年3月5日

ご報告が遅くなり申し訳ありません。2019年に、初代代表理事の池ノ谷紘平先生よりバトンを引き受け、二代目を就任致しました。坪田康佑です。池ノ谷紘平法人設立前のアイディアベースの段階の2012年の春から一緒に歩んできて、法人の上の核のアイディアができがったのが2012年7月7日の大宮駅で行われた打合せ。そこから、関係者は入れ替わりしてきましたが、ずっと2人で活動して参りました。地に足をついたサービスを展開していく診療所形態と、オンライン診療やAI、事業承継等のコンサルティングやサポート形態があわさった昨今流行りのゼブラ起業な形で歩んで参りましたが、ドメスティックビジネスとユニコーン(希望)ビジネスに別れていくことになりました。

今後、何卒よろしくお願い致します。

左)初代代表理事:池ノ谷紘平

右)二代目代表理事:坪田康佑


初代代表理事、池ノ谷紘平先生が、2018年に芳賀郡市医師会理事に就任し、当会プロジェクトであった、【どこでもクリニック】に特化して、【どこでもクリニック益子】院長として分離しました。


ミッション:医療が無いところに医療を


ミッションは変わりません。しかし、事業内容はピボットをしていくことに致しました。

初代)事業内容(2012~

「医療が無いところに医療を」の第一歩として、「医療と生活の距離を縮める」をコンセプトに移動型クリニックを地域で走らせるべく活動しています。その第一歩として最も医療が遠い地域(無医地区、へき地、過疎地)に足りない医療を提供していくプロジェクトが、「どこでもクリニック」です。


新規)事業内容(2019~

「医療が無いところに医療を」実践するために、「医療が無いところ」の定義を明確化にし、同じく「医療」の定義を明確にして、各課題に対してプロジェクトを開始することに致しました。

  1. 距離の壁:地域・島・山→継続:どこでもクリニックプロジェクト

  2. 専門の壁:眼科・整形外科等の診療科→専門科のAI支援プロジェクト(眼科MieTechプロジェクト)

  3. 引継ぎの壁:事業継承→【新しい親孝行のカタチ】プロジェクト:事業継承支援

  4. 制度の壁:医療機関外での医療従事者の活動制限→新保険制度作り

  5. 自然の壁:災害時・非常事態→情報提供プロジェクト(Not yet)

  6. 空間の壁:飛行機・船・地下→情報提供プロジェクト(Not yet)

  7. 時間の壁:夜間・早朝→情報提供プロジェクト(Not yet))

  8. 言語の壁:海外・地域→オンライン支援(Not yet)

  9. 施設の壁:老健施設→情報提供プロジェクト(Not yet)

特に3番の【引継ぎの壁】に関しては、かなりの課題だと認識しています。地域を一人で支えてきていた開業医の先生が、体調を崩されてしまったことによって、診療所が閉鎖されるということが実際に起きています。医療機関でのデータはありませんが、2019年の中小企業の休廃業数は1ヵ月約700法人という多さで、ほとんどが事業継承が出来なかったことを理由としています。医療機関の引継ぎに関しては、医療法人そのものの代表理事に医師しかなることが出来ないことや、法人形態が複数あるために、継承先との連携が困難であるということが生じています。

そのような意味では、「医療がないところ」という定義をある意味拡大解釈し、「医療がなくなるかもしれない」ところまで表現を変更致しました。


1番に関しては、直営での診療所開業プロジェクトを休止します。上記で記載しましたが、医療機関を1つ設立するスピードよりも、医療機関がなくなっていくスピードの方が圧倒的に早く、そちらにサポートをするためです。【どこでもクリニック】プロジェクトは、クリニックの主治医・看取り・継承支援に進化致します。


【MieTech(みえ続けるテクノロジー)】

2番の【専門の壁】がみえてきたことが、医療がないところで医療を提供していると、内科の先生に眼科の相談があったり、眼科の先生に整形外科の相談があったり、本当に多様なニーズがあります。例えば、和食レストランは近所にあるが、フレンチレストランが近所にはない。和食レストランに、フレンチ料理を出して欲しいとお願いしている状況です。確かに、同じ料理人なので、素人が作るよりも上手に出来る可能性が高いですが、どうしてもフレンチレストランには負けてしまいます。それなのに、お客様からフレンチを求められてしまう状況がうまれています。そこを打破するために、D2D(Doctor to Doctor)でオンライン診療支援やAIによる診療支援活動を実施しています。まずはその一歩として眼科領域からスタートしました。どこでもクリニック益子で眼科分野に関して「診診連携」という名前で実施していたプロジェクトが独立しました。現在、MieTechプロジェクトとして、自治医科大学発ベンチャーのDeepEyeVision株式会社への支援をしています。


【新しい親孝行のカタチ】

【どこでもクリニック】プロジェクトの進化系統です。医療従事者の親子から一番相談があるケースなので、独立してネーミングをつけましたが、【どこでもクリニック】です。3番の【引継ぎの壁】にサービス提供するきっかけとなったものがあります。地域を今までずっと支えてきてくださっていた院長先生の後継者不足がかなりの課題になっています。そして、子供が医師でなければもっとスムーズに、廃業か事業承継かという選択ができる状況になっているのですが、医師であることで逆に本当にこの地域での医療機関経営を引き続き実施していくのか?という課題がが出てきています。厚生労働省が提唱する人生会議では、自分の人生の最後のプロデュースを自分自身で実施することが言われていますが、私たちは、家族構成及び医療機関(法人形態も多々)を含めて、創業者のケアマネジメントも含めたサービスを提供していきます。今まで相談を受けた件数は、少なく、地域としても未だに福井県・大分県・熊本県・埼玉県・栃木県といったエリアでしか実施していませんでしたが、ニーズが高かったので、


是非とも、引き続き応援の程、よろしくお願い致します。


坪田康佑



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