一般社団法人医療振興会(東京都墨田区 代表理事 坪田康佑)は、株式会社ケアウィル(東京都豊島区/代表取締役笈沼清紀https://www.carewill.co.jp/)及び株式会社Village(東京都渋谷区/代表取締役 長嶋りかこ https://www.rikako-nagashima.com/)と共同でグッドデザイン賞2021年度賞を受賞したことをお知らせします。
■審査員の評価コメント
「普段補助として機能してきた物に目を向けてみると、まだまだ可能性がある。布を巻く三角巾は生活の知恵やサバイバルの世界でも最初に学ぶ補助方法だ。布を巻くと言う行為ほど可能性に満ちている物はない。最小限の素材から発想が湧く。その行為その物から次の「使い方」へと導いていく。応用的なデザインから新たな活用方法へと一体的な衣料品へと展開されている。これは新しいカテゴリーを生み出す可能性を秘めている。」
グッドデザイン賞の紹介ページはこちら!https://www.g-mark.org/award/describe/51437?token=jfFgSzXDmj
新しいカテゴリーを生み出す可能性というとても嬉しい言葉を頂きました。 私たちはケアする衣料、「ケア衣料」という概念を普及させていきたいと考えているので、まさに新しいカテゴリーを生み出そうと日々精進しているので、審査員からのお言葉は感謝です。
現在こちらの商品は、Makuakeにてクラウドファンディングを実施しています。
概要
carewillⓇは、三角巾状のアームスリングとケープが一体化した衣料です。内袋に腕をゆだねながら、安心して日常生活を送ることができます。補助具をポジティブな日常着として装うことで、前向きな気持ちでリハビリを行えます。気温が低い秋や冬、夏の冷房下でも、肩回りを保温します。傷病回復後もそのまま着用することが可能です。
デザインのポイント
1.内袋は左右兼用で患側を問いません。手や指を出せる開口部により利便性と腕の安定性を実現しています。 2.服の生地全体で腕を支えているので、腕の荷重が分散し、長時間着用しても疲れにくい構造になっています。 3.ボタンや留め具はなく、後ろ身ごろに滑り易い生地を使用しているので、片手で短時間で着ることができます。
背景
(株)ケアウィルがケア衣料のオーダーメイドを行う中で、傷病、年齢、介護度、障がい程度を問わず上肢に不自由がある方々に共通の三角巾に対する不満に出会いました。それは「長時間着用すると、首筋と肩を痛めやすい」「秋冬は、上から羽織れる服がなく、冷気が入りやすいため患部が冷えがち」「装着に時間を要する、装着時は患側が手も動かさなければならないので、患部に痛みが走る」「けが人であるという外見のため、気持ちが萎えてしまう」というものです。外出時には目立って仕方のない三角巾ですが、肩や腕の痛みやこわばりが慢性的にある場合、局部をサポートするために大切な「日常着」なのです。着用者は肩や腕がつらい、だるい方、三角巾やアームスリングといった補助具をお使いの方です。特に、脳血管疾患による片麻痺患者は国内で約27万人、年々増加しており、四十・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎は日本人の約2割が経験すると言われています。
経緯とその成果
ブランド名「ケアウィル」はcare+will。相手を気遣うことや介護・看護を意味する”care”とともに「自ら着たい、選びたい、着て人と会いたい」という着用者の意思”will”を第一に尊重した服づくりを行っています。また、着用する当事者、デザイナーやパタンナー、パートナーである介護・リハビリ・医療法人とその従事者という異業種のプロフェッショナルが参画し「服の不自由」という共通課題の解決に取り組んでいます。当製品は、患者23名に対しプロトタイプを幾度となくお渡しし、声を聞き、改良を繰り返す中で開発されました。その過程においては、傷病、年齢、介護度、障がい程度を限定せずに「服を着る」「着ている」「脱ぐ」で生じる共通の服の不自由を導出し、それを最大公約的に解決する機能を見出し、デザインを実現しました。内包部を使わずともケープとして着用でき、傷病の回復、改善後も人生に長く寄り添う服となっています。
ケアウィルブランドサイト
来月11月1日からはケアウィルブランドサイトより購入いただけるようになります。
■「グッドデザイン賞」について
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
株式会社ケアウィル会社概要
当社は、令和元年に創業した、介護、リハビリ、入院のライフスタイルを革新する企業です。 令和元年度東京都主催のビジネスプランコンテスト“TOKYO STARTUP GATEWAY 2019”にて、約1,800ものビジネスプランの中から、ファイナリスト10件の中に選出。また、令和元年12月に行われたファイナリストによるプレゼンテーションで、来場者約400名で最多票を獲得した者に授与される「オーディエンス賞」を受賞。 入院や介護の日々において「自ら着たい・選びたい・着て人と会いたい」というユーザーの意思を尊重し、服の不自由を感じているすべての人に寄り添ったケア衣料開発事業等を展開しています。
ケアウィルのミッションステートメント ー ユーザーの意思を第一に尊重し、機能美と普遍性があるデザインとともに、服の不自由を解消するための今までにない新しい価値を持つ製品とサービスを創造します。 ー ケアを必要とする人々の人生に永く寄り添うことを目指し、服づくりを通じて社会にある境界線をにじませることに挑戦します。
「ケア衣料®」とは ケアウィルでは「ケア衣料」を、人が生まれてから死を迎えるまでケアを必要とするシーンにおける、自ら着たい、選びたい、着て人と会いたい、という着用者の意思を第一に尊重し、ケアをする人にとっても賢い機能を兼ね備えた服と定義しています。
これまでのプロジェクト及び受賞・採択実績 (1)東京都 TOKYO STARTUP GATEWAY 2019 ファイナリスト選出、オーディエンス賞 (2)東京都・テレビ東京 TOKYO STARTUP DEGAWA 2019 最優秀出川賞 (3)中小企業庁 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(特別枠)採択(令和2年度) (4)JAPAN ブランド育成支援等事業(特別枠)採択(令和2年度) (5)東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業採択(令和2年度) (6)(公財)東京都中小企業振興公社事業可能性評価事業において「事業の可能性あり」と 評価 (令和2年度) (7)2020年12月、ケアウィルプロジェクト第一弾としてクラウドファンディングを実施。 限定20着のケア衣料®シャツ完売 実施期間 2020年12月18日~31日/12月25日に目標達成) クラウドファンディング第一弾プロジェクト https://camp-fire.jp/projects/view/338835 製品紹介動画: https://youtu.be/R2BAq1ugeHw (8)2021年1月 越境ECサイト公開 https://www.carewill.store ※「carewill 」は、当社の登録商標(登録番号6347294)です。 ※「ケア衣料」は、当社の登録商標(登録番号6367523)です。 ※株式会社ケアウィルの製品は意匠登録(登録番号1684087)されています。
株式会社ケアウィル(英名:carewill, INC.)
代表取締役
笈沼 清紀
所在地
〒170-0003 東京都豊島区駒込4丁目2番24号
設立
2019年9月30日
取引機関
東京東信用金庫、きらぼし銀行、株式会社日本政策金融公庫
コーポレートサイト:https://carewill.co.jp
越境ECサイト:https://www.carewill.store
Twitter:http://twitter.com/carewill_pr
クラウドファンディング第一弾(2020年末に目標達成・終了):
過去のプレスリリース
坪田康佑
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